本当に大切なことは誰にも教えたくない

10年ほど前からメンタルを傷つけて病んで悩んで、自分なりに導き出した結論。たまに日常。

大学院のおはなし①

866文字

 ちょっと前に大学院修士課程を修了した。

ちょっと研究生活の話と、普段の生活について思う所について書き残す

生活の話

 病気と付き合いながらの院生生活は楽ではなかった。

 もともと仲の良かった友人は除いて、研究室と研究グループの皆には最後まで自分の病気の事は言わなかった。俺が研究室に入った当時はそういうことに理解のある連中が少ないように感じたからだ。相談したり頼ったりできる人がいないのは大変だったが、この選択は正しかったと思う。

 2年間で使い切る予定だった体力を上手にマネジメント出来たのは今後の人生でも役に立つ能力だ。最後まで先輩や後輩に愛されるような学生生活・研究生活ではなかったけど、自分の自分らしい所を殺さずに過ごせたのは誇りに思えるポイントだ。

 

研究の話

 大学院に進んだ直後、俺は本来学部の時に与えられたテーマを進めていくはずだったが、進む方向を見失ってちょっと脇道にそれて気分転換する必要があった。そこで、指導教員の指示なしに自分がやりたいと思う事を勝手にやり始めてしまった。でも、それは、俺が自分の研究室を選んだきっかけになった内容だったから、どんどん進めてしまった。自分としても楽しく進められて、おまけに成果も出てくれたから助かった。このときは、病気を持っていてもやれるんだ、ということを証明したくて、一人で突っ走っていた元気な時代でもあった。

 終盤は、自分が大切にしているものと、周りが大切にしているものの温度差に気付いて、自分が大切にしているものが傷つくのを恐れ、周りと自身の研究について深い話をしなくなってしまった。上も下も信じられなくなった良くない時期を経験してしまった。最終盤に、また新しく後輩が入って来て、先輩が戻ってきたのは救いだったかも知れない。

 修士2年の1年は、充実していたと思うけれど、1年通して身体の調子が悪かったのは残念だったかな。そして、そのことを誰にも相談できずに去ることになるのも寂しいというか、情けないところではある。仕方ないけどね。

 あと、あれだ、同期や教授ともっとお喋りしたかった。