本当に大切なことは誰にも教えたくない

10年ほど前からメンタルを傷つけて病んで悩んで、自分なりに導き出した結論。たまに日常。

もう半年早く聞いていれば、人生は大きく変わっていた

542文字

 その言葉をもう半年、いやもう三カ月くらい早く聞けていれば、俺の人生は大きく変わっていたかも知れない。その気になれば、今からでも大きくハンドルを切ることだって可能だ。

 でも多分、それはしない。

 

 もし、その言葉をもっと早くに貰っていたなら、就職活動もしないで、ガツガツ実験して、ガリガリ論文を書いていたに違いない。でも運命がそっちに傾かなかったということは、俺にとって一番の選択は、就職して社会人になる道を進むということだ。

 こういうのに論理的な思考は要らね。直感が一番大事。

 

 就活していなければ、いよいよ俺は自ら賃金を得ることが出来るんだという自信は得られなかったし、大きな決断を齎した移動時間に巡らせた思考も生まれなかったわけだ。あの時間は確かに必要な時間だったし、結果として手に入れることが出来たほぼ確実に社会人になれる手形がその決断を支えるものになるわけだから、タイミング的には今年度で修了することが最善なんだと思う。

 しかし、あの一言を教授から頂いたときは、研究者として過ごした短い時間の全てが報われた瞬間でもあった。きっとこれからも、胸に刻んで歩んでいくことになる。

 それくらい嬉しかった。

 

 教授、もう少し早く聞きたかったよ。

 

「君に関してはDCに進んでも全く心配ないですね」