本当に大切なことは誰にも教えたくない

10年ほど前からメンタルを傷つけて病んで悩んで、自分なりに導き出した結論。たまに日常。

彼の考え方を断固として拒絶する

562文字

僕の同期の一人は、精神疾患を持つ人間に対して非常に危うい先入観を持っている。今は俺が笑って受け流しているけれど、虫の居所が悪かったり、周囲の状況によっては、一生の遺恨を残す衝突が起きるくらいには危ない。

 

問題の先入観というのは

『メンヘラは能力が低い』

『能力が低い人はメンヘラ』

だ。

 

例えば彼は、研究の進捗が小さく、物理の研究者でありながら科学的な知見に疎い人間は、メンタルに問題があると思い込んでいる。逆にメンタルに問題がある人は、研究能力が低く、科学的な知見に疎いものだと思い込んでいる。

 

確かにメンヘラは病院へ行ったり、不調で休養が必要になったりして、余計なことに時間をかけてしまうことはあるかも知れないけど、それによる本質的な能力ダウンなんてたかが知れてるし、人より使える時間が少ないので、しっかりマネジメントするようになる。

 

我々の研究グループには、

実験計画が破綻していませんか?

本当に四年間物理やってきたんですか?

そもそも高校物理は理解できましたか?

と不安になるくらいの研究者が学部生・院生問わず何人かいて、悲しいけど本人が知らない所で問題児扱いされている。

そういった人たちの、読みの甘さとか勉強不足はあくまでその人物の特徴であって、メンヘラの特徴ではない。俺の知っているメンヘラには、努力家で幅広い分野に明るく、平均よりも賢かったり、優れた技術を持った人が沢山いる。

 

仮に彼が俺の病気に勘付いていて、当て付けでそういう考え方を述べているのなら、修了時の俺の成果でそれを否定してみせるしかない。

 

俺は彼の歪んだ考え方を断固として拒絶する。