本当に大切なことは誰にも教えたくない

10年ほど前からメンタルを傷つけて病んで悩んで、自分なりに導き出した結論。たまに日常。

研究グループの現状がとても不満

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 俺は自分が所属している研究グループの現状がとても不満だ。

 自分が所属している組織の悪評を綴るのに、タイピングする手がスムーズに動くことはないのだけど、もう所属して3年目だし、幕を下ろす時期が現実味を帯びた研究グループの今後についても考えていこうと思う。

 ただ先に、俺自身が所属する研究室と教授に関しては何一つ文句の付けようがなく、その点においては満足しているし、寧ろ俺が行っているような、不確実性が強い仕事の可能性を信じてサポートしてくれる環境を有り難く思っているということを言っておきたい。

 

グループの強み

 世界に誇る研究グループオリジナルの測定手法を持っている。実績について記述してしまうと研究グループと個人の特定に繋がる恐れがあるので詳しく書けないのが悔しいが、物理学のとある分野では知らない人のいない研究グループということらしい。また三つの研究室が共同で研究を行うことで、同一の分野に対して異なる立場の専門家から意見を聞くことが出来、多方面への応用力を持つ。また歴史が長く、偉大なOGOBに加えて広範囲に及ぶ人脈を持っている。

 こんなもんしか浮かばない、情けない。

 

グループの弱み

 三つの研究室が互いに何を目標にしているのか正しく分かり合えていないので、意見の衝突と齟齬が頻繁に起こる。長い時間をかけて配属される学生の母体である大学のレベルが下がり、徐々にグループ全体のレベルが落ちている。さらにそのことについて、指導する側の教授陣の認識が薄く、外部の人脈とのバランスが崩れている。研究分野の面白さを伝える人が少ないので、新しく入ってくる学生の研究意欲が異常に低い。

 不思議なことに多くの場面で、研究者としてのメンタリティや技術、ロジックを組み立てる能力、そして研究に対する好奇心すべてが

    DC<B4<<MC(俺らの世代)

という異常事態に陥っている。その為、去年度M2だった何人かの先輩がDCに進むことを決めたとき、研究グループ全体で「え......」という不穏な雰囲気が漂った。少なくともストレートでの学位取得は不可能だというのがグループの総意だと思う。

  まあ後はシンプルに人の心身の安全に関わるストレス、特に同調圧力が蔓延していて、その解消に力を入れる人間が少なすぎる上に、それが原因で起きてしまった事故に対して責任だとか義務を果たさない人間の存在を許している時点で末期なのかなと感じてしまう。

 

今後について

 残念ながら組織の中心人物である俺の指導教授は、あと数年で退官という運びだ。その時点でほぼ研究グループは解散の流れになるんだろうなと思う。というのは、残り二つの研究室のうち一つの研究室は他に自分らを中心とする組織を組み立てることに尽力していて、我々の研究グループの精神から離れているからだ。つまり、一人が退官、一人がいずれ独立という形になるので、もはやグループとしては機能しない。

 

 研究グループを存続させるために取れる手段としては、OBOGや同一分野の教授を招聘して、新しい風を吹かせた研究室の数と学生の確保に努める他ないと思う。

 

 悲しいけど、組織として華がある内の修了生は、俺らの世代が最後かな。