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本当に大切なことは誰にも教えたくない

10年ほど前からメンタルを傷つけて病んで悩んで、自分なりに導き出した結論。たまに日常。

東日本大震災の後

721文字

 東日本大震災の後、腹が立ったことがあった。

ちょっと前の話なんだけど、今も心にモヤモヤが残ってて気持ち悪い。何の話かと言うと、ある人物のFacebookにおける復興支援に参加した旨の報告だ。

 その立派な行為になぜ腹が立ったのかと言うと、投稿に添えられていた文章、当時の東北の風景を表現していた文章が、やけに凝っていたからだ。

 

 こういう怒り方は過去未来には一度しか無いかも知れない。

 

 俺自身ルーツが東北にあるので、親戚の安否が気になっていた所に、回りくどく比喩まで使って投稿され、物事の本質よりも、自分の文章構成を見てもらおうという気配を感じてしまって気に食わなかった。情緒を含んだ文章を用いて凄惨な状況を伝えることの大切さは俺だって知ってる。でもね、ああいう心を痛める大災害を目の当たりにした時はさ、心で感じたことを直球で伝えたほうが良いんだよ。どうしてもあの投稿は心が素直に感じた言葉とは思えない、頭で考えた言葉に感じたんだよ。

 

 俺が石巻気仙沼に行ったときは、どこに行っても

「何もない」

しか浮かばなかった。とにかくどこに行っても何もない。それ以上言葉になる感想はなかった。あとは悲しみと恐怖を感じただけだ。

 

 おそらく俺よりも遥かに頭のいいその人は、無意識のうちにやってしまっているから悪気は無いと思うし、復興支援を行ってる以上、その行為自体に責める箇所なんて微塵も無い。

 それでも今でもあの最初の文章を思い出すと腹が立ってくるんだけど、それはきっと俺の心が歪んでいるだけで、違和感を感じているのは俺だけだと思う。

 だからとても身勝手な文章を連ねていることはしっかりと自覚している。

 

 今回の投稿を機にこの自分勝手な怒りが一旦収まるといいな。