本当に大切なことは誰にも教えたくない

10年ほど前からメンタルを傷つけて病んで悩んで、自分なりに導き出した結論。たまに日常。

保証も無い無敵モード

 俺のメンタルは面白いもので、身も心も摩耗させて何かを達成した時、

「ああ、終わった。もう後は全てなるようになればいいさ」

と謎の無敵モードに入る。この状態になったらもう生きがいにしていた娯楽とか友人関係とか全てがどうでも良くなって、むしろ鬱陶しささえ感じるようになり、他者と繋がることへの執着が一切なくなる。

 

 研究室で目の当たりにする面倒な上下関係や横の関係も馬鹿らしくなって、大学から遠く離れた地元の繁華街をフラフラしながら

「俺は何をそんなちっぽけで低俗な案件に頭の領域を使ってるんだ、アホか」

と人目も憚らずに大袈裟に鼻で笑ったりしてる。気持ちが悪い。さらに脳内麻薬が分泌されているのか、肉体の疲労も感じないので好奇心と行動力が旺盛で、普段は一刻も早く自宅に向かうのに寄り道して本屋とか行って財布が空になるまで小説買っちゃうから。あと港の見える例の公園行って港を一望しに行っちゃうから。

 

 これが躁フェーズに入ったということなのか、マジ俺全能、俗世を超越しました、いま全て悟りました感で満たされたと錯覚している。BGMが流れて身体が虹色に点滅してたら分かりやすいんだろうけど、俺の無敵モードは少し目にカッと力が宿るくらい。

 きっと分かりにくい。

 

 そんな俺の無敵モード。早ければ次の日の朝、もっと酷い時は帰路の途中で終わる。あっと言う間にまた鬱々とした気分で次の仕事の確認と計画にあくせくする貧弱なメンタルに戻る。

 もちろん分かってる、実際無敵モードは真の無敵なんかじゃない。逆に人間として生きていく上で大切な物を自ら放棄しようとしている最悪の状態に近い。唯一救いなのは現状命を投げ出す方へ行動的じゃないこと。

 

 こんな1日の保証も無い偽りの無敵モード、きっかけは人それぞれだろうけど、誰しも一度は経験してるんじゃないかな。