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本当に大切なことは誰にも教えたくない

10年ほど前からメンタルを傷つけて病んで悩んで、自分なりに導き出した結論。たまに日常。

語る必要が無くなる

こころ 考え
    ある柔道家が自分の病気を世間に公表せず、最後の瞬間まで柔道の未来の為に働き続けたといった内容のテレビをチラッと見掛けた。正に男の生き様だとか真の柔道家だとか大層な評価も貰って、一級品の美談として完成されてた様に見えたよ。
    しかしなあ、折角地獄の苦しみを耐え抜いて、何も語らず全て自分で抱えたまま死んでいったのに、近くで見ていた人間が勝手に推測で心の内を語ってしまうのはどうなんだろう。家族と言えども、許される事なのだろうか。当然大いに悩んだ末の決断だとは思うけど、家族だからこそ見せられたその姿を、世間に語ってしまうのか。俺だったら何の為に我慢したのか分からなくなる。しかもただ自分の心が納得する様に生きた様を、まるで美談のように語られたんじゃ、地獄に落ちるのと同じだよ。

    俺はね、死人に口無しっていうのは、死んだ人は何も語れないという意味と、死ねば何も語る必要が無くなるという意味だと思うんよ。語らなければならない立場は結構しんどいもん。